04.リサイクルによる新たな資源

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家庭から集められたビンのごみは、リサイクル処理施設により、再利用のための処理が行われます。

新しい製品を作るためには、ガラスビンを細かく砕いて「カレット」と呼ばれるものを作ります。

カレットを作る工程は、通常、
(1)色ごとに区分(白・茶・その他)
(2)異物を取り除く
という2つの工程を経ます。

そのため、ごみの分別をするときは、色ごとに区分して出すようにしたり、ビンの中に異物が入らないようにして出すことが重要です。

私たち1人1人が「リサイクルのコストを下げる」という意識を持つことが、リサイクルを推進させる原動力となるのです。

また、色ごとに分別するのは、より効率的に再製品化させるためです。

白や茶色のビンから作られたカレットは、再びビンに再生されることがほとんどです。

それ以外の色のカレットは、住宅用断熱材(グラスウール)やタイル、あるいは、アスファルト舗装の原料に生まれ変わります。

一般的にカレット10%使用するごとに、2.5%のエネルギー削減ができるといわれています。

正しいごみの分別でエネルギーの削減が進めば、地球温暖化の原因とされる、二酸化炭素の排出量も削減できるのです。

ごみを正しく分別することは、地球環境にやさしい活動につながるものと言えます。

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日本では、1年間に約30万トンのアルミ缶が作られていますが、そのうちごみの分別などで回収されたものが約27万トン使用されています。

1990年のアルミ缶のリサイクル率は40%程度だったものが、現在では約90%ものリサイクル率を誇るまでに至っています。

同じように、スチール缶のリサイクル率も、平成23年度で約90.4%となっていますので、ごみの分別がいかに重要であるかが分かると思います。

家庭から集められた缶ごみは、人の手によって異物が取り除かれ、スチール缶とアルミ缶に分別されます。

その後、専用のプレス機械で圧縮され、製鉄業者に売却されることになります。

アルミ缶からリサイクルされるものは、再びアルミ缶となるだけでなく、自動車のアルミホイールやアルミサッシ、あるいは、自転車のパーツが作られることもあります。

また、スチール缶から作られるものは、スチール缶、鉄道のレール、建材に使用される鉄筋・H形鋼などがあります。

現在、高いリサイクル率を誇る缶のごみですが、より効率的に再資源化されるために、
・少しの資源も無駄にしないという意識
・異物を混ぜないというモラル
などが大切です。

高いリサイクル率を維持できるよう、ごみの分別を正しく行う必要があります。

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家庭から集められたペットボトルは、人の手によって異物が取り除かれ、ペール化(圧縮・梱包)されます。

その後、ペットボトル再商品化事業者に引き取られ、再商品化の原料となる「フレーク」、あるいは、「ペレット」と呼ばれるものに生まれ変わります。

ペットボトルから作られるものは、「玉子パック」、「自動車の内装材・吸音材」、「カーペット」、「スーツ・作業服」など、非常に多くの物があります。

ペットボトルがカーペット、あるいは衣類などに変わるイメージがないかもしれませんが、ペレットなどに熱を加えることで”綿菓子”のような繊維を作ることができるのです。

その繊維から、カーペットやスーツ・作業服などを作ることができるというわけです。

現在、日本では、年間約60万トンのペットボトルが生産され、ごみの分別などで集められるペットボトルが48.1万トン(2011年)ですので、約80%がリサイクルされていることになります。

アルミ缶やスチール缶と比較すると、ややリサイクル率が下回ってしまいますが、これは、ペットボトルが「燃えるごみ」に分別されていることが理由かもしれません。

ペットボトルは、ごみではなく、分別によって再利用できるものであることを確認する必要があります。

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カップ麺の容器や食品トレイ、お弁当の容器などに「プラマーク」が付いていることがあります。

このマークがついてあるものは、「資源ごみ」として分別することで、リサイクルされ、再利用することができるものです。

マヨネーズの容器や洗剤の容器など、洗浄が困難な場合を除き、正しくごみの分別がされるべきものとなります。

資源ごみとして分別・回収された食品包装プラスチックは、人の手によって異物が取り除かれ、圧縮・梱包されます。

その後、再資源化処理工場によって、新しいプラスチック製品に生まれ変わったり、土木建築の資材に生まれ変わることもあります。

プラスチックのリサイクルには、
(1)マテリアルリサイクル(材料リサイクル)
(2)ケミカルリサイクル
(3)サーマルリサイクル
の3つの方法があります。

ケミカルリサイクルは、プラスチックから再び石油に戻し、それを再利用する方法です。

そして、サーマルリサイクルは、使用済みのプラスチックを燃焼させ、発電などを行うリサイクル手法になります。

また、マテリアルリサイクルは、一度、使用済みプラスチックを溶かし、カラーコーンやハンガー、シャンプーの容器など、別のプラスチック製品を作ることをいいます。

ごみを正しく分別することにより、石油や電気、あるいは、別のプラスチック製品を作ることができるのです。

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新聞や雑誌、その他の紙などは、できるだけ「燃えるごみ」に分別せず、「資源ごみ」に出すようにしたいものです。

資源ごみに分別された古紙類は、人の手によって種類ごとに分別され、製紙工場で再び製品化されます。

まず、集められた新聞は、再び新聞を作るための紙に生まれ変わります。

雑誌などのその他の紙については、再び雑誌に生まれ変わる他、お菓子やケーキの箱になることもあります。

古紙類のリサイクルでは、基本的に、「同じものに利用される」ことが多くなり、例外として、牛乳パックからトイレットペーパーやティッシュペーパーが作られることもあります。

次に、資源ごみに分別された衣類(繊維)については、まず、再使用(リユース)できるものと、できないものに区分され、再使用ができるものは、通常、東南アジアの各国に輸出されることになります。

また、再使用できない繊維については、繊維工場で「自動車の断熱材用フエルト」や「ウエス(雑巾)」に生まれ変わります

今から50年以上も前の日本では、使わなくなった衣類は雑巾へ、雑巾として使えなくなったらウエスに、その後、燃焼させるためのエネルギーとして活用する、ということが行われていました。

それと同じように、使用できるものは、最後まで使い切ろう、という意識が、地球環境を守るために必要になる思います。

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